コアラマットレスに始まり、guguマットレス、エマスリープマットレスと販売方法が同じようなマットレスメーカーが軒並み販売され始めてますが、次はエコサマットレスというオーストラリアのメーカーが話題になり始めました。
寝具難民である私も含めて気になっている方も多いと思いますが、日本での認知がまだ低いために口コミや評判が海外のものしかなく、体つきが違う西洋人の方の意見を聞いてもイマイチ入ってこないと思います。
そこでいの一番、私が自腹購入で届いた日から開梱、レビューまでをしっかり評価して、皆さんの手助けをしたいと思います。
他のマットレスとの違いを評価してもらい、購入の検討をしたい。
エコサマットレスのレビュー初日
来ました来ました!
注文したのはシングルなんですが、梱包時の寸法と重さは
- 45cm×45cm×104cm
- 25.15kg
外箱の重さが4.2kgあったので実際のマットレスの重さは20.95kgと公式HP上での重さとほぼ変わりませんね。
寝室までの移動に便利
これは今まで他のマットレスになかったんですが、外箱にキャスターが2個付いてます。
意外に嬉しいこのキャスター。
配達員さんが届けてくれるのは玄関までなんですね。
そこから寝室までは当然自身で運び込まないといけないんですが、シングルでも外箱込みで約25kgもあります。
男性なら問題ないですが小柄な女性では運び込むのに結構しんどいです。
しかし、このキャスターが付いていれば
ごらんの通り、超ラクに寝室まで運搬できてしまいます。
入っている物
丸められたマットレスと説明書というか冊子と、マットレスを丸めているフィルムをカットするカッター。
小物入れとかに使える巾着。
この手のマットレスによくある付属品ですね。
エコサマットレスを広げてみる
この作業もよくある光景ですね。
ぐるぐるに丸まったマットレスを付属のカッターで開封していきます。
右の写真の状態からどこかにカッターを入れると一気に空気が入って、ものの数分で25cmの厚みまで膨らみます。
カバーを外してみる
左の写真は壁に立てかけて底面を見ている状態なんですが、実はエコサマットレスは他の類似品マットレスと違い、カバーのチャックは底面にあります。
ecosaの文字が見える部分はインナーカバーで、これが防水・防ダニの役割をしているそうです。
なのでこのインナーカバーの中にマットレスが入っているわけです。
右の写真は底面のカバーだけを外したところ。
上のカバーも全部外すと下の写真のようにインナーカバーに包まれたマットレスが現れます↓
このインナーカバーもアウターカバー同様チャック仕様です。
そしてインナーカバーをすべて外すとウレタンが登場します。
ウレタン部分は3層構造です。
上部2層と下部1層で分かれてますね。
エコサマットレスはこの3層のウレタンを入れ替えることで硬さ調整できるんですが、工場出荷時点では以下の順番になっていて、普通の硬さの設定になってます。
反発性のテスト
適当なテストで申し訳ないのですが、800gのおもりで反発性のテストをしてみました。
跳ね返ってくる感じを見てもらえると3層目に向かっていくにつれ、反発性が高くなってくるのが分かると思います。
1層目(青) G-7ジェルメモリーフォーム |
2層目(白)
エコテックスメモリーフォーム |
3層目(黄)
サポートフォーム |
エコサマットレスの防水性テスト
最初、肌に触れるアウターカバーが防水だと勘違いしていて水垂らしたら見事に浸水!
というわけで気を取り直してインナーカバーの防水性テストを実施。
すごい弾いてるのでウレタン部分がジュースやお酒の被害に遭う事は無さそうです。
でも、マットレスの通気性が確保されてる分、それを覆っているカバーが防水だと普通に考えて浸透性は悪いのでカバーの中で熱がこもるのではとちょっと心配してます。
GORETEXのような素材ならまだ分かりますが。
エコサマットレスのレビュー2日目
エコサマットレスを迎えて初めての朝でした。
早速、起きた瞬間の感想ですが、少し背中が痛かったです。
実は昨日消灯してから寝付くのにまぁまぁ時間かかったんです。
何故かというと動画にもあるように1層目が低反発層なのでしっかり包んではくれるんですが、少しだけ寝返りが他のマットレスよりもしにくかったんですね。
寝返りできないわけではないですが、コロコロいかないというか。
私の体重は75キロほどありますが、重ければ重いほどその辺は顕著に出るかと。
さらにその包まれ感が熱をこもらせるっぽく、これも他のマットレスと比べるとですが少しムンムンして気になり、そのせいで夜中起こされることがありました。
マットレス自体は通気性良くても防水カバーで覆ってるという事は多少通気性を犠牲にしてるような気がしないでもないです。
私の場合はもともと硬めのマットレスが体に合っているので予想はしてましたが、硬さ普通の設定ではあまりいい印象はありませんでした。
ただ、「柔らかめが好き」とか、「ドスッと少し沈む感じが好き」って人にはいいと思います。
本当なら1週間くらいは寝てみたかったんですが、背中痛いのは辛いので今晩は一気に一番硬いのに調整して寝てみます。
エコサマットレスのレビュー3日目
昨日の宣言通り、一番硬い設定にして寝てみました。
順番的に
- サポートフォーム(黄色で一番硬い)
- G-7ジェルメモリーフォーム(青色で一番低反発)
- エコテックスメモリーフォーム(白色で程よく反発)
ですね。
これがですね、私の主観ではあるんですが、最初一番硬いサポートフォーム(黄色で一番硬い)は高反発だと思ってたんですね。
しかし、実際に横になってみると、硬いは硬いんですけどあんまり反発してくる感じはないんですよ。
素材の密度が濃い硬い低反発みたいな。
サポートフォームの下に低反発層があるのでそう感じるのかもしれませんが、どの層に入れ替えても低反発感は抜けない気がしますね。
ここで、低反発派と高反発派と好みが分かれてしまうんですが、低反発派の方たちにとってはその中でも硬さ調整ができるこのマットレスはおすすめできると思います。
エコサマットレスのレビュー4日目
昨日と同様一番硬い設定でもう一度寝てみました。
前日よりはマシな感じはありますね。
2日目にして慣れてきたんでしょうか。
しかし、熱がこもる感はやっぱりあります。
3層目のサポートフォームを1層目にもってきているんですが、やはり硬さの質が他のマットレスと違って横寝すると肩と腰に負荷がかかっているのが分かります。
試しにguguマットレスやエマスリープマットレスで横になるとそんなことは無いんですよね。
特に硬め高反発マットレスの代表例であるguguマットレスで横になった時は最初、
「結構硬いな」
と感じました。
しかし、それは反発力が強いために感じたことであって、単に材質が塊のように硬いのとは違うんだなと。
この表現伝わりますかね?
うちには現在guguマットレスとエマスリープマットレス、そして今回のエコサマットレスがあるのでリアルタイムで比較ができます。
guguマットレスの特徴は
- 高反発で結構硬め
- トップカバーのチャックが天面で外しやすい
- 振動が伝わりにくく隣の人を起こさない(動画あり)
- 日本人専用設計(日本でしか売ってない)
- いつでも15%オフクーポンあり
という事から畳で寝る習慣のあった日本人好みの高反発マットレス。
腰痛の人にもお勧めできるguguマットレスを100日間お試しした記事はこちら↓
対してエマスリープマットレスの特徴は、
- 浮遊感を感じる適度な高反発
- トップカバーのチャックが天面にあり外しやすい
- 振動は伝わりやすいかも(動画あり)
- 定価の時点で安い
- ヨーロッパで色んな賞を獲っている
ヨーロッパで実績のあるエマスリープマットレスをお試しした記事はこちらです↓
エコサマットレスのレビュー1か月後
あれから何度かマットレス内部の入れ替えを行って試してみたんですが、やっぱりどうもしっくりこなかったですね。
メーカー的には低反発とうたっているわけじゃないようですが、他のマットレスと比べるとその感じは強くて寝返りがしにくかったです。
熱のこもりに関しても、インナーカバーを外してみては?とカスタマーの方が仰ってましたが、それでは防水&防ダニの恩恵を無駄にしてしまいます。
こうして1か月かけてトライアルしましたが、ここまで試してみて自分の体に合ってないと判断できたならこの先残りの70日を試しても変わらないであろうという判断で返品に至りました。
残念ですが、ただ、こういった事ができるのもエコサマットレスのお試し&返品保証のおかげです。
このおかげで私はノーリスクでマットレスをお試しできたので、36,000円(50%オフで購入)を無駄にせずに済みました。
※現在では期間限定の割引しかありません。
以上がレビュー結果になりますが、次に今回気付いた他の通販型マットレスメーカーと違うところと感じた点をご紹介します。
他のメーカーと違うところと感じた点
下の表ににエコサマットレスが他のマットレスと違うところと感じた点をお伝えしておきますね。
違うところ | ポイント |
梱包段ボールにキャスターが付いている | シングルでも梱包状態で約25kgあるので寝室への持ち運びがラク |
3パターンの硬さ調整ができる | 買いなおしのリスクは下がるが入れ替え作業が大変 |
インナーカバーが防水・防ダニ仕様 | ウレタンが浸水しないのはいいがちょっと熱がこもる気がする |
アウターカバーのチャックが底面 | 外しにくい |
他のマットレスと違う部分が長所でもあり、短所にもなるという印象はありますね。
一番の長所であり短所な部分
それはですね、硬さ調整の作業の大変さです。
手順としては
- アウターカバー底面のチャックを解放
- インナーカバーを解放
- マットレスを出して入れ替え
- インナーカバーをする
- アウターカバーをする
5ステップでカンタン!
と言いそうになりますが、実はこれが大変です。
まず、アウターカバーのチャックが底面にあるため、私の部屋のように壁面にベッドがくっついていると奥に手が届きにくいので、少し手前に引っ張り出して手が入るようにしてやるか、壁に立てかける必要があります。
さらにその中にインナーカバーがあるのでこれまたチャックを解放してやらないといけません。
しかしこれが大変なんです。
入れ替える時に上層・下層どちらかのマットレスを別の場所に仮置きしたいのですが、部屋が狭いとそれが非常にやりにくい。
日本の狭い寝室で1部屋の中にこんな大きなもの仮置きできる場所ってなかなかないんですよ。
でも何とか立てかける感じで無理やり仮置きしたんですが、これは欧米の家にあるような大きな部屋でないとスムースにいかないと思います。
しかもマットレスの重さが3層全部で約20kgあるんですが、これはママチャリ並みです。
これをあーだこーだ狭い部屋で取回すのはかなりの重労働です。
おかげでクーラーの効いた部屋でも汗だくでした。
このあと、さらにインナーカバーとアウターカバーに包み込みようやく完了。
これは2人がかりでやらないと大変です。
なので、こういった大変さを許容しても同一のマットレスで細かく硬さ調整ができる低反発感を望む人で、ベッドで飲み食いをよくする人や子供と一緒に寝るけどおねしょが心配という人にはいいのかなと思います。
まとめ
いかがでしたか?
今回100日に至らずして返品という結果になりましたが、私の体に合わなかった理由としては、
- 低反発感が合わない
- 硬さ調整の作業が大変
- ちょっと熱がこもる
です。
ノンコイルマットレスの中で私の主観でいえば、単に硬いのではなく、ある程度沈み込みながらも強い反発でしっかり支えてくれるため寝返りがしやすい日本人向けのguguマットレスが1番でした。
さらに子供といっしょに寝ていても振動で起こすことがないので家族の方には特におすすめです。
次にもっとソフトな感触のドイツ発、エマスリープマットレスがいいですね。
当たりがけっこう柔らかいにもかかわらず、沈み込みにくいのでフンワリとした浮遊感が味わえるエマスリープマットレスの体験記事はこちらです。
こうしていろんなマットレスを試してますが、エコサマットレスも含めて3社は返品送料無料のトライアル期間があるのでノーリスクで自分に合ったマットレスが探せます。
是非、あなたもいろんなマットレスを試してご自身に合った物を見つけてくださいね。