CBDでよく聞くフルスペクトラム、ブロードスペクトラム、アイソレートって?

  • 2020年11月3日
  • CBD
CBD
CBDって大麻成分だから、ただでさえ怪しいのにその中でもさらに分類されるってどうゆうこと?
複雑すぎて導入意欲がなくなるわぁ

CBDは商品になる前の原料の時点で3種類に分かれますが、その名称は、

  • フルスペクトラム
  • ブロードスペクトラム
  • アイソレート

となります。

CBDのことを調べている方ならどれか1つは聞いたことあるかと思いますが、今回はこの3種類がどういったもので、効果としてどう影響してくるのかをお伝えしたいと思います。

CBD関連で分かりにくい事の1つなので、それが解消されて導入する際の不安材料が軽減される。また、自分の目的に合ったCBDを見つけられる。

CBDには抽出物に違いがある

先ほど申し上げた通り、CBDはオイルなどと混ぜられて商品として販売される前の原料の段階で、目的に応じた3種類の方法で抽出されます。

なぜそんな違いがあるのかというと、CBDの成分は単に純度が高ければ効果が高いという比例する関係にはないからです。

それと、CBDは大麻成分なので抽出の仕方によっては日本やその他の国では違法なTHCという成分も入ってしまうため、それを避けるために分かれているという理由もあります。

詳しい事は以下でご紹介します。

フルスペクトラム

フル』というネーミングからも想像できると思いますが、大麻成分の全てを抽出しています。

CBDは単体より、その他大麻成分と一緒に摂取することで効果が増大すると言われています。

このことをアントラージュ効果と言いますが、CBDを効果的に摂取するにはこのアントラージュ効果はとても重要なんです。

先ほどCBDは純度が高ければいいというものではないと言ったのはそれが関係します。

ここで気になるのは『大麻成分を全て抽出』と聞くと、違法成分であるTHCも入っているのでは?と思うのは当然ですね。

そこについては、正規のルートで入ってきたCBD製品は心配ないと言えます。

正規というのは、ちゃんと税関を通して違法成分(THC)が検出されないレベルのCBDを輸入しているということです。

もともと、CBDはアントラージュ効果を狙った摂取が効果が高いと言われますから、とうぜん大麻に最初から入っているハイになる違法成分THCもいっしょに摂取した方がいいです。

CBDの原料は普通の大麻ではなく産業用大麻なのでTHCの含有比率としては低いのですが、大麻が合法の国ではその辺を意識せずにCBD製品を製造販売しているケースもあります。

なので、CBD業界全体としては違法成分が相当量入っているものもありますが、日本に正規で入ってくるCBDは税関を通していて、THCも極々微量は入っているでしょうが、検出されないレベルなのでその心配はないですし(もちろんハイになったりしません)、海外メーカーの中には日本向けの製造ラインを用意しているところもありますから安心です。

話が少し反れましたが、フルスペクトラムのCBDは、3種類の抽出方法の中で一番効果が見込めるという事です。

その分、値段も高くなりますが、CBD愛用者はフルスペクトラムを購入する方が多いです。

対してブロードスペクトラムとは何でしょうか?

ブロードスペクトラム

フルスペクトラムに対してブロードスペクトラムとは、

  • フルスペクトラムから違法成分THCを抜いたもの
  • CBDに1種類でも他の成分を入れてアントラージュ効果を狙ったもの

という解釈でいいと思います。

フルスペクトラムから違法成分THCを抜いたもの

初心者はよくブロードスペクトラムから導入した方がいいという理由には、違法成分THCが全く入ってないので安心できるという事があります。

基本、日本で出回るブロードスペクトラムのCBD商品は『THCフリー』なんですが、わざわざそれを謳っていたりするのは購入者の不安を取り除くためです。

フルスペクトラムでも税関で非検出レベルのTHCなので安心なんですが、日本人は特に大麻という言葉に敏感なので、ブロードスペクトラムのCBD製品でもTHCフリーと謳ってあるんです。

では、効果の程はどうなんでしょうか?

CBDに1種類でも他の成分を入れてアントラージュ効果を狙ったもの

効果はフルスペクトラムほどではないと言われています。

フルスペクトラムのように大麻成分を全て抽出したものではないので、その分アントラージュ効果の意味では劣ると思います。

そして、ブロードスペクトラムの中にはCBDに他の成分を1種類しか入れてないものもありますから、ブロードスペクトラムという枠組み自体とても幅広い意味でもあります。

ただ、CBDの他に1種類しか入ってないからといって効果が激減するかというと意外にそうでもないようです。

あえてそれを狙っては配合しているケースもあるでしょうし、CBD自体まだまだ発展途上の分野なので、ある組み合わせだと数種類組み合わせるより効果が高いなんてこともあるでしょう。

あと、味の面でフルスペクトラムよりクセがないという特徴もありますので、初心者の方にはおすすめしやすいです。

フルスペクトラムとブロードスペクトラムは対の関係っぽく見えますが、対してアイソレートはどうなんでしょうか?

アイソレート

アイソレートはCBDを結晶化させた純度が非常に高い製品になります。

物によっては99%という高純度で製造されますが、ここで疑問なのは、

「仮に99%なら残り1%は別の成分じゃないの?ならブロードスペクトラムじゃん」

私もそう思いました。

しかし、どうやら結晶化というものは100%は実現できないようです。

CBD以外のアントラージュ効果を狙った成分は入ってないみたいですから純粋にCBDのみという解釈でいいようです。

「あれだけアントラージュ効果って言ってたのにCBDだけなら意味ないじゃん!」

確かにそういわれてもしょうがないですね。

しかし、これにはアイソレートの使い方に理由があります。

実は、アイソレートは単体で使用することがあまりなく、それを他のCBD製品に混ぜたりしてCBDの濃度を上げて使用するケースが多いんです。

なので、アイソレートはCBDを愛用している上級者のためのCBD濃度調整用という意味が大きいですね。

もちろんそのまま単体で経口摂取という事もできるので、いろんな使い方ができるのが特徴です。

まとめ

いかがでしたか?

ここまで読んでいただけたらフルスペクトラム、ブロードスペクトラム、アイソレートのモヤモヤした意味合いが解消できたと思います。

まとめますと、

フルスペクトラムは、正規ルートのCBD製品であれば税関で非検出レベルのTHCは含まれるかもしれないけど、ハイになったりすることがないので問題ないのね!
アントラージュ効果が高いCBD製品だから期待値高い!
ブロードスペクトラムは、THCフリーのCBD製品で気軽に試せるから初心者におすすめね!
アイソレートは、CBD成分だけの結晶で、単体で使用するより他のCBD製品に混ぜて使用することが多いから慣れてきた人向けね!
海外製は製造・販売実績が長いので信頼できますし、日本製は実績は短いものの、安心のmade in japanというイメージにこだわる方も多いと思いますので、お好みで選んでみるといいと思います。