そういうのって次亜塩素酸水っていう見たいだけど、そんな言葉使ってないし本当のところはどうなんだろ?
- e-3xの除菌水の成分
- 次亜塩素酸水とは何か
- e-3xの類似品はあるか
- e-3xと類似品との比較
- e-3xのランニングコスト
を、お伝えします。
e-3xの除菌水の成分は?
e-3xの除菌水の成分は水道水のみです。
その水道水に特殊な電極で電圧をかける事で、水道水が電気分解されて除菌効果を持つ物質、
- OHラジカル
- 塩素系物質
- オゾン
と、ウルトラファインバブルが生成されるそうです。
なんだか効きそうなネーミングの上にウルトラファインバブルと聞くと効果ありそうな感じがプンプンしますね。
とは言っても専門的でよく分からないと思いますので調べてみました。
除菌効果を持つ物質その1.OHラジカル
OHラジカルは、O(酸素)とH(水素)がくっついた不安定な原子や分子で、菌にくっついてH(水素)を奪ってしまうらしいです。
そうすることで菌は活動を抑制されてしまうので除菌効果があるみたいです。
この物質は非常に短命で、効果がすぐになくなるようなんですが、e-3xの注意書きに、3時間程度で使い切ってくださいと書いてあるのはそのためだと思います。
除菌効果を持つ物質その2.塩素系物質
水を電気分解すると、酸素とともに塩素も発生するそうです。
塩素と聞くと、プールに使用されてるのも塩素ですから除菌という意味では効果ありそうと思えます。
除菌効果を持つ物質その3.オゾン
この物質もOHラジカルとよく似た性質のようで除菌や消臭の役に立っているようです。
病院やホテルの清掃にも使われるくらい一般的な物質だそうです。
e-3xは次亜塩素酸水じゃないの?
e-3xのように水を電気分解して生成する除菌水は次亜塩素酸水といいますが、なぜかe-3xは次亜塩素酸水と言わず、高機能除菌スプレーと言っています。
何か理由でもあるんでしょうか?
それとも次亜塩素酸水ではないとか?
公式HPには次亜塩素酸水という言葉はない
何故かわかりませんが、e-3xは次亜塩素酸水という言葉を使っていません。
似たような商品には、『次亜塩素酸水生成器』という言葉がよく使われてますが、それがないのはどんな理由からでしょうか?
水道水を電気分解して作られる除菌水といえば、次亜塩素酸水しか想像できないんですが、それをあえて謳ってないのは、
「他の電解水とは違いますよ」
という現れなんですかね。
それを裏付けるようなフレーズがあります。
コアテクノロジー『イオシス』
e-3xはコアテクノロジー『イオシス』で生成する高機能除菌液だと謳っています。
イオシスは電解酸化循環システムというらしく他の製品とは違う方法で除菌物質とウルトラファインバブルを生成しているのでそこを強調するためにあえて次亜塩素酸水と謳ってないのかもしれませんね。
類似品は次亜塩素酸をいう単語をよく使用していますからそういった戦略でもあるんでしょう。
メーカーに聞いてみた
ずばりメーカーにこの疑問をぶつけてみました。
質問したのは3つ
- e-3xは次亜塩素酸水生成器なのか?
- もしそうなら濃度はどれくらいか?
- 他の次亜塩素酸水生成器とはどう違うのか?
e-3xは次亜塩素酸水生成器なのか?
これに関しては、違うともそうとも言われませんでした。
公式HPに書いてある
- OHラジカル
- 塩素系物質
- オゾン
- ウルトラファインバブル
が生成されますとしか言われなかったです。
しかし、塩素系物質の中身は
- 次亜塩素酸
- 次亜塩素酸イオン
- 塩素酸イオン
と言っていたので次亜塩素酸水の類とみていいでしょう。
もしそうなら濃度はどれくらいか?
次亜塩素酸水生成器として販売してないので、濃度の回答はなかったです。
ただ、中性電解水が生成されると言ってたので濃度で言うのなら低いと思います。
他の次亜塩素酸水生成器とどう違うのか?
これに関しても、他社メーカーの販売する物を存じないので分かりませんという回答でした。
ただ、特許出願中のイオシスで生成する除菌液なのでその辺は他社との違いだと思われます。
次亜塩素酸水ってなに?
そこで次亜塩素酸水ってなに?ってなります。
次亜塩素酸水は、水を電気分解して生成される成分で、除菌や消臭効果があります。
水だけで生成されるものと、塩を入れて濃度を高めて生成するものがあります。
なので、次亜塩素酸水といっても濃度によって効果に違いがあると思います。
そして、あまりに濃度が高いと健康被害に結びつきますから注意が必要です。
似た言葉で『次亜塩素酸水ナトリウム』という言葉がありますが、こちらは薄めて使ったとしても人体への影響が大きいので注意が必要です。
よく安全性の問題視をされてるのはこの次亜塩素酸ナトリウムです。
ハイタ―やカビキラーがこれにあたります。
しかし先ほど申し上げた通り、次亜塩素酸水でも濃度が高ければ取扱いに注意が必要です。
他の次亜塩素酸水生成器をご紹介
今回ご紹介したe-3xのような除菌水生成器は他のメーカーからも販売されていますので、そちらもご紹介します。
ルームジア
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株式会社日本機能性コスメ研究所が販売するルームジアは水と食塩で簡単に電解次亜水(次亜塩素酸含有食塩水)を生成できる商品です。
食塩を溶かすことで1000ppmという高濃度の除菌水が生成できますが、この電解次亜水は濃度調整できるとはいえ次亜塩素酸水のなかではかなり強力なので、水道水だけで生成するe-3xと比べると安全面の管理が難しく少し不安だったりします。
ベビー用品やキッチンなどあらゆるところで使えると謳ってますが、間違えてはいけないのは使う場所によって濃度を変更しないといけないという点です。
例えば濃度500ppmで生成した電解次亜水はベビー用品には使わない方がいいという事ですね。
その辺の使い分けがしっかりできるのであれば使用用途が高いルームジアもいいかと思いますが、液体は無色透明です。
50ppmだと思っていたものが実は1000ppmなんて事もありえるので注意が必要ですね。
ナジュプラス
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ナジュプラスは株式会社PigNoNが販売する次亜塩素酸水です。
ルームジア同様e-3xと違い、水道水だけでなく塩を入れる事で次亜塩素酸水の濃度を調整できます。
ナジュプラスは3つの濃度の生成が可能!
- 水道水だけを”HIGHモード”で生成した場合「次亜塩素酸水」10~50ppm
- 水道水+塩(1g)を”LOWモード”で生成した場合「次亜塩素酸水」90~100ppm
- 水道水+塩(1g)を”HIGHモード”で生成した場合「次亜塩素酸水溶液」200ppm
こちらは加湿器に入れて使用する事も勧めていますね。
やはり、濃度の違いによって使用用途を限定していますのでルームジアと同様に注意が必要です。
3社比較
ここでご紹介した3社を比較してみたいと思います。
e-3x | ルームジア | ナジュプラス | |
生成時間 | 最短1分 最大量生成は5分 | 6分 | 約3分 |
容量 | 240ml | 300ml | 350ml |
濃度 | 記載なし | 1000ppmまで | 40~200ppm |
除菌水原料 | 水道水 | 水道水、水道水+塩 | 水道水、水道水+塩 |
除菌水生成方法 | イオシス(電解酸化循環システム)
特許出願中 |
不明 | 不明 |
生成後 | 高機能除菌水 | 電解次亜水(次亜塩素酸水含有食塩水) | 次亜塩素酸水 |
使用期限 | 3時間 | 1週間 | 1週間 |
会社名 | MTG | 株式会社日本機能性コスメ研究所 | 株式会社PigNoN |
他の商品 | シックスパッド
リファファインバブル |
kalijumei等の化粧品ブランド | 不明 |
信頼度 | 高い | 普通 | 不明 |
原産国 | 中国 | 不明 | 中国 |
生成された除菌水はどれも無色透明で無臭?だと思うので評価しにくいんですが、こういった製品はやはり会社の信頼度と商品ページの出来が大きく関係してくると思います。
まずナジュプラスですが、HPがちょっと貧相で見ていると不安な感じがあります。
会社の概要を見ても、web制作事業、動画撮影・編集などとあるのでこういった商品を専門に扱っている印象は薄いですね。
次にルームジアですが、コスメ研究所という会社名だけあって化粧品関連の代理店をしていて、いろんなブランドを手掛けています。
医療品ではないですが、まあまあ信頼できそうです。
最後にe-3xです。
3社の中で除菌水としての濃度は一番低そうなので一見効果が薄いように感じますが、優れている点として、
- 除菌水の生成方法を独自のシステムにして特許を出願しているという事を公開している
- 次亜塩素酸水とは謳ってないが、除菌できたという実験結果を公開している(多分独自の生成方法なので普通の次亜塩素酸水と同じにしてほしくないという事から高機能除菌スプレーと謳っていると思う)
- HPに説得力がある
- お客様センターなどのアフターがしっかりしている
- シックスパッドやリファファインバブルという認知が高く信頼できる商品を販売している
- テレビCMを放送するくらい自信がある
以上が挙げられるので安心感がありますね!
e-3xのランニングコストを調べてみた
e3xのランニングコストを調べてみました。
公式HPにあるコストが年間10円というのは電気代のみの話ですから、ここでは購入代金や水道代も含めて計算してみます。
公式HPによると0.027円。
1日の使用量400mlから計算すると、0.08円。
560,000ml
1日のコストは約13.5円。
商品価格だけ見ると高く感じますが、しっかり計算してみると相当お得です。
さらに気付きにくいお得な点を挙げると、
- 次亜塩素酸水を小分けで買うのと比べてゴミが圧倒的に少ない。というかゴミは最初の購入時の梱包材だけなので環境に優しい。
- 都度買いに行ったりネットで注文する必要がないので余計な時間がかからない。
- 使う時に生成するので効果が高い。
- 出先でも水道水さえあれば生成できる。
なので、ランニングコスト以外にも付加価値が高いですね!
まとめ
いかがでしたか?
『【大丈夫!?】e-3xの除菌水の成分は?類似品と比較してどうなの?』をまとめますと、
- 水道水から生成される成分は、OHラジカル、塩素系物質、オゾン、ウルトラファインバブルである。
- e-3xはメーカーはHPで謳ってないものの、塩素系物質の成分から多分、次亜塩素酸水を生成する装置である。
- 独自の技術(特許出願中)で生成することから他の次亜塩素酸水生成器とは差別化を図っている。
- 次亜塩素酸水の濃度変更は出来ないが、赤ちゃんのおもちゃに高濃度の除菌水を使うような間違いを防ぐことができる。
- 実験結果を掲載しているところからすると、他の類似品よりも効果は高そう。
いきなりテレビCMが始まって注目度は高いけどなんだか不信に思っていた高機能除菌スプレーのe-3xですが、少しは信用できたのではないでしょうか?
もうすぐ空気が乾燥する季節になりますし、同時に感染リスクが高くなりますから、今のうちに検討された方がいいかもしれません。