ビオレu手指の消毒液の成分には何が入っているのか気になるところですよね。
この商品はエタノールを使用しているものの、添加物として配合されているので有効成分は別の物質です。
そこで今回は、ビオレu手指消毒液の成分にはどんな物質が配合されているかをお伝えしたいと思います。
ビオレu手指消毒液の成分は?
『ビオレu手指の消毒液』は花王が販売する商品名通りの手や指に擦り込んで使用する消毒液です。
こういった消毒液や除菌ジェルはいろんなメーカーから様々なタイプの物が販売されてますが、良く売れているのは『手ピカジェル』や『クレベリン』辺りのハンドジェルではないでしょうか。
この2つの商品はネームバリューが販売に影響しているのはもちろん、主成分のエタノールも濃度が理想的な70~80%程度を保ち、『手ピカジェル』に関してはリン酸の効果でphを酸性にしているので、より理想的な成分となっています。
では、それ以外の低濃度のアルコール消毒液や除菌ジェルはというと、無いよりもいいので売れ行きはいいものの、消毒液として成分が理想的であるかはよく分かっていませんでした。
では、今回ご紹介するビオレu手指消毒液の成分はどうなんでしょう。
ビオレu手指消毒液の成分表
ビオレu手指消毒液の成分表です。
有効成分 | ベンザルコニウム塩化物0.05w/v% |
添加物 | エタノール55.5w/v% |
グリセリン | |
中鎖脂肪酸トリグリセリド | |
乳酸Na |
有効成分が『ベンザルコニウム塩化物』となってますね。
これはアルコールと同じように消毒に使われる一般的な成分で、ウイルスには効果が薄いという一般的な見解でしたが、ごく最近の情報ではそれを覆す発表があったそうです。
詳しくはビオレu手指消毒液の効果について書いた記事がありますのでそちらをどうぞ。
この商品にもエタノールが入ってますが55.5%と70%に満たない低濃度のアルコールです。
ビオレu手指消毒液のエタノールは添加物
ビオレu手指消毒液の成分にはエタノールが配合されています。
しかし、添加物の欄に記載されているので脇役扱いですね。
エタノールは脇役
私たちが消毒液や除菌関連製品という言葉を聞くとエタノールやアルコールという成分を思い浮かべます。
しかし、逆に消毒・除菌と聞いてそれ以外の主成分を考えようとしてもなかなか出てこないんじゃないでしょうか。
それくらいポピュラーなエタノールなのに、ビオレu手指消毒液の有効成分は別の物質になっており、エタノールは添加物として55.5%と低濃度になっています。
有効成分については後述しますが、それくらい消毒効果の高い物質なんでしょう。
その他添加物の役割
ビオレu手指消毒液に配合されているその他の添加物には、グリセリン、中鎖脂肪酸トリグリセリド、乳酸Naというのがありますね。
まず、グリセリンは食品添加物にも使われる安全な物質です。
主に保湿や粘度を高める為に配合されます。
化粧品を自作する方は薬局で購入する機会もあるんじゃないでしょうか。
次に、中鎖脂肪酸トリグリセリドですが、これは聞きなれないですよね。
別名MCTともいわれるこれまた食品添加物なので安全な物質です。
簡単に言うと油でしょうね。
となると、これまた保湿剤の役割でしょうか。
そして最後の乳酸Naですが、こちらも聞きなれないですね。
乳酸ナトリウムといいまして、こちらも保湿の役割ともう一つは抗菌作用もあるみたいです。
この事から、ビオレu手指消毒液の成分は安全性の高そうな物質が配合されていそうです。
ビオレu手指消毒液の有効成分はベンザルコニウム塩化
ビオレu手指消毒液の有効成分はエタノールではなく、ベンザルコニウム塩化という物質です。
調べた限りでは消毒液の部類は、エタノールとベンザルコニウム塩化を有効成分・主成分とする2つのタイプに分かれます。
ベンザルコニウム塩化が有効成分と表示のある消毒液は、エタノールが入っていてもビオレu手指消毒液のように低濃度のアルコールの場合が多いと思います。
ベンザルコニウム塩化とは
そんなベンザルコニウム塩化は、手術の時にも使われる安全性の高い物質です。
エタノールのようなアルコール系消毒液に過敏に反応する人は、こちらのベンザルコニウム塩化を主成分とした消毒液を使用するといいです。
特にノンアルコール系の除菌シートや消毒液なんかは成分表を見るとベンザルコニウム塩化と書いてあると思います。
まとめ
いかがでしたか?
『ビオレu手指消毒液の成分にエタノールは入っているが添加物扱いだった』をまとめますと、
添加物としてエタノールは配合されているが、55.5%と低濃度。
その他添加物も含めて非常に安全性の高い物質が配合されているので安心である。